検索エンジンのクローラーに優しいサイト設計(2)

内部リンク イメージ
前回のコラム「検索エンジンのクローラーに優しいサイト設計(1)」では、SEO対策において重要な「リンク」について、外部リンクの役割と内部リンクの役割という視点でお伝えしました。
今回は内部リンクの実装方法について、より詳しく解説いたします。

効果を高める内部リンク構造の考え方

ウェブサイト内のページを検索エンジンに漏れなく巡回してもらうためには、全てのページに最低1つ以上のリンクを張る必要があります。
そして、上位表示を狙うページにはより多くの内部リンクを集めることが重要です。

検索エンジンに重要度を伝える内部リンク構造

検索エンジンは、内部リンクが多く集まっているページを重要性の高いページとして認識します。ところがウェブサイトを拝見していると、上位表示させるべきページにリンクが集められていないケースが散見されます。
具体的には、下位の詳細ページからトップページへのリンクは張られているものの、直属の子カテゴリーページやその上の階層にあたる親カテゴリーページへのリンクが張られていない、といったようなケースです。

下位ページからは、自分に貼られているリンクをトップページまで辿る過程で、その中間に位置する上位ページには必ずリンクを返す構造を作ることで、検索エンジンからもより重要なページとして認識されるようになります。

最適な内部リンクをつくる具体的な方法

では実際に、効果的な内部リンク構造を実現するためにはどのような方法が適切か見ていきましょう。
最も単純で基本的な方法は、パンくずリストを利用する方法です。

パンくずリストの活用

パンくずリストとは、閲覧ユーザーが今、ウェブサイト内のどこに位置するページに居るかが分かるように、ページを階層順にリストアップして順番に表示したリンクのことを指します。

パンくずリストは閲覧ユーザーが簡単に上位ページに戻れる、といった利便性がありますが、単に利便性だけではなく、検索エンジンがウェブサイトの構造を理解するためのシグナルとして使われる要素でもあります。
トップページから対象ページまでの経路となるすべてのページに階層順にリンクが張られるので、結果として検索エンジンにページの重要度を伝えるための構造が作れます。

Amazonのパンくずリスト例
パンくずリスト サンプル

パンくずリスト以外の内部リンク対策

上位にある階層のページでは、1つ下の階層にあるページ一覧と解説を作り、その階層にある全ページのリンクを作成します。
そして、下位下層の各ページからは、所属する上位階層ページへのリンクを返します。

また、全ページ共通のメニューやサイドバーには、上位表示させるべき主要ページへのリンクを作成し、主要ページへのリンクを集めます。
ページ上部に配置するサイトロゴやフッターにトップページへのリンクを設定することで、トップページへリンクを集めることができます。

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