Webサイトがより速くクロールされ、インデックスされるための6つのポイント

Webページやブログを公開したものの、なかなかインデックスされず、その理由について疑問を抱えていらっしゃる方は案外多いかもしれません。

この記事では、Webサイトがインデックスされる速度を改善するために、抑えておきたいポイントについてお伝えします。

インデックスされるスピードは、Webサイトの種類(ECサイト、ニュースサイト、ブログなど)やコンテンツの更新頻度、開設してからの年数によっても異なりますが、どのようなWebサイトにも共通する、インデックスされるまでの時間を短縮する6つのポイントを、重要度が高い順にご紹介します。

最も重要な2つのポイント

●価値あるコンテンツの更新頻度を上げる
●SNSや各種ネットワークでコンテンツを拡散する

価値あるコンテンツの更新頻度を上げる

ウェブサイトの高品質なコンテンツを定期的に更新することは、より速くインデックスされるためにも最も有効な方法です。

コンテンツが定期的に更新されていると、Googleのウェブクローラーが巡回する度に新しい情報を見つけることになります。逆に、更新頻度が著しく低いサイトでは、何回巡回しても情報更新されてないため、クローラーのアクセス頻繁は次第に落ちてしまうのが自然です。

また、Webサイトに日々新しく、高品質なコンテンツがアップされていれば、検索エンジンにあなたをWebサイトを価値ある情報源と見なしてもらえる可能性が高まります。

SNSや各種ネットワークでコンテンツを拡散する

コンテンツが高品質であることを確認し、優れたキーワード戦略を使用することで、Webページやブログの記事を速く、確実にインデックスされるようにすることができます。

キーワードで最適化された質の高いコンテンツは、適切なコンテンツ拡散のプロモーションを行うことで、ウェブでの言及や同一テーマを扱う他の良質なウェブサイトからのリンクを促します。

ウェブでの言及や良質なウェブサイトからのリンクは、コンテンツの価値に対するGoogleの信頼が高まり、それはインデックス速度の促進につながります。

ウェブでの言及の効果について、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏は以下のように述べています。

どのくらい速くサイトがクロール、インデックスされるかの大部分はそのサイトがインターネットでどのように認識されているかによって決まる。たとえば、そのサイトについて多くの人が話していれば、より速くクロール、インデックスされる可能性が高い。

しかしながら、コンテンツの品質も大きく関係してくる。高品質コンテンツを一貫して発行しているサイトはより速くクロール、インデックスされるだろう。

コンテンツの拡散方法としては、TwitterやFacebookなどのSNSを活用するのが一般的ですが、この方法には、成果発生までの期間、費用という2つの側面でのデメリットもあります。これらのデメリットを克服したShe’s SEOのコンテンツ拡散プロモーションを活用いただくことも、特に予算や時間、人的資源が限られているスタートアップの事業などでは最良の方法だと思います。

ぜひ対応しておきたい3つのポイント

●サイト内リンク構造を見直し、パンくずリストを設置する
●Webページの表示速度を改善する
●XMLサイトマップを登録する

サイト内リンク構造を見直し、パンくずリストを設置する

各ページのリンク関係を整理することで、Googleのウェブクローラーがサイト内の各ページを発見しやすくすることができます。また、リンク構造の視覚的に明示には、パンくずリストが役立ちます。

パンくずリストとは、ユーザーがウェブサイト内のどの位置にいるのかを視覚的に分かりやすくするため、各ページに、トップページから今いるページまでの階層を示すリストです。

パンくずリストは、検索エンジンのクローラーにも、サイトマップと同様にサイト構造をわかりやすく伝えるための手段ともなります。

Webページの表示速度を改善する

Webサイトのページ表示速度も、インデックスされるまでの時間を左右する重要な要因の一つです。読み込みの遅いWebサイトは、ユーザーエクスペリエンスが悪く、ひいては各Webページがインデックスされにくくなります。

キャッシュプラグインやその他のスピード最適化テクニックを使用することで、Webサイトの表示速度を向上させ、GoogleがあなたのWebサイトをより速くクロールし、インデックスできるようにすることができます。

Googleは、Webページがユーザーにとって利便性が高いかどうかを示す指標として「ページエクスペリエンス」を重視しています。Webサイトの表示速度はこの指標に含まれており、そのパフォーマンスはコアウェブバイタル(Core Web Vitals)で確認することができます。また、パフォーマンス向上のための具体的な修正方法をGoogleから提供されているPageSpeed Insightsで知ることができます。

ページエクスペリエンスについてもっと詳しくお知りになりたい方は以下の記事をご覧ください。

(参考)ページエクスペリエンスを具体的に解説

XMLサイトマップを登録する

ウェブサイトにサイトマップを追加することは、Google(および他の検索エンジン)にWebページの存在を知らせる最良の方法の1つです。

XMLサイトマップとは、検索エンジンのクローラーに、あなたのウェブサイトがどのようにレイアウトされているか、どのページをインデックスさせる必要があるかを伝えるためのものです。

XMLサイトマップをGoogleに登録することで、Googleはあなたのウェブサイトをより理解しやすくなり、素早くインデックスさせる手助けとなります。

XMLサイトマップを登録するには、まずXMLサイトマップを作成し、それをGoogle Search Consoleにアップロードする必要があります。これは手動で行うこともできますが、わずか数ステップでXMLサイトマップを作成できるツールもあります。

使ってみる価値もある?補助的な対応策

●PingやRSSフィードの送信

PingやRSSフィードの送信

PingやRSSフィードを送信することで、あなたのWebサイトに新しくコンテンツが公開・更新されたことを検索エンジンに通知することができます。これらを活用することで、検索エンジンがクロールして更新を確認するよりも、より速くインデックスさせることができるかも知れません。

送信設定を行う際は、「Ping-O-Matic(http://rpc.pingomatic.com/)」だけで十分だと思います。これはワードプレスにデフォルトで実装されている更新情報サービスですので、実際には特に手動で対応する必要はありません。

検索エンジンのインデックス精度の進化は著しく、この要素については、過度に期待しない方が良いのかも知れません。一時は数多くの更新情報サービスがありましたが、現在はその多くが既にサービスを終了していることを鑑みると、PingやRSSフィードの送信がサイトマップの登録など、本記事でご紹介している他の要素を凌ぐ効果を上げるものとは考えられません。

まとめ

ウェブサイトがGoogleにインデックスされるまでの時間は、ウェブサイトの種類や開設してからの期間など、実質的に対応困難な要素もありますが、このプロセスを加速させるための対応可能なステップもあります。

価値あるコンテンツの更新頻度を上げる、SNSや各種ネットワークでコンテンツを拡散する、などの対策をはじめ、サイト内リンク構造を見直しやWebページの表示速度の改善、XMLサイトマップの登録などは、ウェブサイトの種類に関わらず、インデックスされるまでのスピードを早めるために有効な方法と言えます。

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