デスクトップ端末で表示した場合とモバイル端末で表示した場合では、タイトルが異なって表示されることがあります。これは、Googleのアルゴリズムによるもので、使用している端末の画面サイズをや解像度を考慮し、それに応じて文字サイズや画像の幅を調整しています。
最適かつ正確なタイトルを検索結果に表示させるためには、htmlタグの”title”と”h1″が重要です。
このコラムでは、このような現象を引き起こす要因と対処法についてご説明します。
ユーザーの閲覧環境や端末の解像度を考慮する
また、”title>”要素に不必要に長いテキストや冗長なテキストを含めないようにします。 “title>”要素の長さに制限はありませんが、通常はデバイスの幅に合わせて、必要に応じてタイトル リンクが Google 検索結果で切り詰められます。
【原文】
Also avoid unnecessarily long or verbose text in your “title” elements. While there’s no limit on how long a “title” element can be, the title link is truncated in Google Search results as needed, typically to fit the device width.
モバイルの文字容量の目安は、半角100文字(全角50文字)です。一方、PCでは半角50文字(全角25文字)程度が表示可能な最大文字数です。つまり、スマートフォンと比較すると、PCの方がタイトルリンクの長さが短く表示されていることになります。
そのため、ユーザーの閲覧環境や端末の解像度を考慮して”title”タグを決めると、意図したタイトルが表示される可能性が高まります。例えば、解像度の高いスマートフォンを利用するユーザーが多いサイトでは、タイトルリンクを長めに設定するのが適切です。逆に、今でもパソコンユーザーが多い場合は、タイトルリンクを短くしておくとよいでしょう。
はっきりと識別できる1つの見出しを記述する
大きくて目立つ見出しが複数あり、どのテキストがページのメインタイトルなのかはっきりしない場合に、この問題が発生します。たとえば、1 つのページに同じスタイルまたは見出しレベルの見出しが 2 つ以上ある場合などです。Google 検索では、大きくて目立つ見出しが複数あることを検出すると、最初の見出しをタイトルリンクのテキストとして使用することがあります。メインの見出しをページの他のテキストからはっきりと区別し、ページで最も目立させることを検討してください(たとえば、大きなフォントを使用する、ページで最初に目に入る “h1” 要素にタイトル テキストを配置するなど)。
2022年8月に実施されましたタイトルリンク生成のアルゴリズムアップデート以降は、これまで、”title”タグが検索結果のタイトルリンクに採用されるケースが多かったのに対し、”h1″タグなど、ページ固有のテキストが検索結果のタイトルリンクとして採用されるケースが多くなっています。これは、訪問先ページに書かれている見出しと、検索結果に表示されるページタイトルが一致していたほうがユーザーにわかりやすいと判断されたためと考えられます。
Googleは、ウェブページにある複数の類似した見出しのうち、どれが最も重要かを見分ける必要があります。必ずしも制作者が意図したものが選ばれるとは限りません。したがって、どれが第一レベルの見出しであるかが明確になるように見出しを構成することが必要です。
htmlの”h1″は第一レベルの見出しとして推奨されている方法で、このような見出しを複数使用しても文法的には問題はないものの、複数の”h1″要素を使用する場合、Googleは執筆者が想定したいたものとは違う見出しが “主” だと判断してしまう可能性が高まります。
“h1″を複数使う場合は、タイトルリンクに利用される可能性があることを想定して最初の “h1″ 要素を記述したほうが良いでしょう。もしくは、望まないタイトルリンクが生成されるのを回避するためには、”h1” は1ページにつき1つだけにしたほうが良いと考えられます。”h1″タグはタイトルリンクで表示されることを想定して構成することが重要です。
まとめ
“title”の側面と見出し部分、特に”h1″タグの両方に注目することが重要です。
また、”title”および”h1″タグに使用する文字数は、ユーザーの閲覧環境や端末の解像度を考慮して判断することが重要です。