複数のSEO対策会社に見積もりを依頼すると料金の違いに驚く方は多いでしょう。また、SEO対策のメニューは複雑でわかりづらいため、適切に比較することも難しいです。
この記事ではSEO対策会社ごとの費用の違いについて下記のポイントを解説します。
◉格安SEO会社の特徴
◉SEO対策の料金が高い会社の特徴
◉格安SEO会社は危険なのか?
SEO対策の料金に差が出るのはきちんとした理由があることが多いです。料金が安いからダメ、高いから良いとも一概には言えません。まずは安い理由、高い理由を理解できるようになりましょう。
格安SEO会社が安い理由
SEO会社の料金は主に「作業量」と「作業単価」によって決まることが多いです。作業量が少ないメニューや、実績などがまだなく作業単価が安めの会社は安い傾向にあるでしょう。
ただし、実績が多くても「多くの人にSEOサービスを提供したい」という思いから安くしている会社もあります。「安い=成果がでない」訳ではないので注意してください。SEO会社を検討する際はなぜ安いのかを考えることが重要です。
提案のみで実作業を行わない
SEO対策では主に下記の工程を行います。
◉対象サイトの分析・課題の洗い出し
◉改善案の提案
◉改善案の実行
◉改善後の報告・分析
このうち、改善案の実行が作業量としては非常に多い工程です。つまり、提案のみで実作業を行わないメニューであればSEO対策の料金は安くなります。HTMLやCSSなどの作業を出来る人材が社内にいるのであれば、うまく活用すると安くSEO対策を行えるでしょう。
実績が少ない
良いSEO対策会社であるかは過去の実績を見て判断する方が多いです。実績が少ない会社は選ばれる材料が少ないため、料金設定を高くしてしまうとクライアントを獲得できないリスクがあるのです。なので、実績が少ない会社は料金設定が安い傾向にあります。
ただし、独立して間もない会社などは実績が少ないですが、良い成果をあげられる会社も多くあるでしょう。格安SEO会社を検討する際は代表やメンバーの過去経歴なども判断材料とすると良いかもしれません。
注意が必要な格安SEO会社の特徴
格安SEO会社にも良い会社はたくさんあります。しかし、注意が必要なSEO会社もあるのも事実です。ここでご紹介するような会社は注意してください。
外部リンク施策のみの格安会社
SEO対策では外部リンク(被リンク)が重要だと言われており、外部リンクに特化したSEO対策を行う会社もあります。しかし、外部リンク施策のみで格安の会社には注意が必要です。
外部リンク施策のみの会社の中には、リンクを貼るためだけのWebサイトを自社で持っておりそこにリンクを貼ることで外部リンクを増やす施策をしている会社があります。しかし、Googleは近年このような闇雲に外部リンクを増やす行為を問題視しておりペナルティを課している事例もあります。
外部リンクのみの施策は通用しづらくなっており、さらに格安だと上記で紹介したような質の悪いリンクしか獲得できない可能性も高いです。検討する際はどのような外部リンクを獲得できるかをしっかりと聞いた上で検討してください。
オプションや成果報酬の料金が高い会社
オプションや成果報酬の料金が高い会社は導入時の見た目の費用は安くても結果的に高くついてしまう可能性があります。
これを防ぐにはSEO対策の目標や計画をしっかりと立てることが重要です。目標や計画をしっかり立てた上で達成するための見積もりを出してもらえば、予算と実際に使った費用のズレは少なくなるでしょう。
SEO対策の料金が高くなる理由
SEO対策の料金は高いから良い、安いから悪い訳ではありません。しかし、逆もまたしかりで高くても自社には必要なメニューやサポートもあります。自社に必要なメニューを選んでそのメニューに対しての費用対効果を見ながら検討することが重要です。
この章ではSEO対策の料金が高い傾向にある会社やメニューをご紹介するので検討する際の参考にしてください。
SEO以外の施策などのサポートが手厚い
上記でも紹介したようにSEO対策ではサイトの分析〜報告まで様々な工程があります。サポートしてくれるメニューが多ければ多いほど料金は高くなります。
例えば、SEO対策の提案のみならず実作業まで行ってくれる会社や報告を細かく行ってくれる会社は予算が高くなるでしょう。また、サイトの分析においてユーザー目線で改善点を提案してくれるなど、SEO対策以外の目線でサポートしてくれるメニューは手厚いサポートとして料金も高くなります。
実績が豊富にある
過去に成功してきた実績が豊富にある会社は料金が多少高くても選ばれやすいため、料金が高くなっていることがあります。SEO対策は必ず成功するという保証はありません。その上で少しでも成功に近づけるためには多少高くても実績が豊富にある会社に依頼するのは一つの考え方です。
ただし、Googleの順位を判定するアルゴリズムは日々変わっており10年前の方法の中には現在通用しないものも多数あります。実績を参考にする場合は直近の実績を確認することが重要です。
注意が必要な高額SEO会社の特徴
高額なSEO会社の中でも「外部リンク施策に多額の費用をかけている会社」は注意が必要です。
前の章でも紹介したように外部リンクはSEO対策にとって必要です。それをわかっているが故にリンクを売買するという行為が以前は横行していました。現在、Googleはリンクの売買を禁止しており見つけ次第ペナルティを課していますが、全てを見つけられている訳ではありません。
外部リンク施策に高額費用をかけている会社は外部リンクの売買をしている可能性があるので注意が必要です。Googleが禁止している行為を行えばペナルティになりますし、抜け道がもしあったとしても将来的にリスクがあるので絶対に依頼するのは止めましょう。
ただし、全ての会社が売買を行っている訳ではありません。外部リンクを獲得するためにWeb広告を配信する施策などは費用もかかります。外部リンク施策が高額である場合はなぜ高額になるかの理由を聞いておきましょう。
まとめ
今回や格安SEO会社の特徴や料金が高額になる理由について下記の内容を解説してきました。
◉SEO対策会社は実績によってメニュー単価が上下されやすい
◉外部リンク施策のみの会社は安くても高くても注意が必要
SEO対策を依頼する際には、目標や計画を事前に立てておくことが非常に重要です。また、自社の人材によっては依頼するメニューが変わってきます。これらを踏まえて検討すれば費用対効果の高い依頼を行うことができるでしょう。
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