SEOキーワード選定はコンテンツを作成していくうえで最も重要な段階です。
手間がかかるため面倒くさいと感じる方も多いですが、キーワード選定を適当に済ましたり、やらないでいたりするとサイトの活性化は一向に望めません。
せっかく時間をかけて作成したコンテンツが無駄になってしまうこともあります。
そこでこの記事では、下記について詳しく解説していきます。
◉【大切な前提】3タイプに分かれるキーワードについて
◉【本編】SEOキーワード選定について
◉【今後のための】SEOキーワード選定をする際に理解しておくべきこと
SEO対策の基礎にして重要な部分をしっかりと理解することで、初心者の方でも上位表示をさせることができるようになります。
本稿は3分ほどで読み終わりますので、ぜひお付き合いください。
キーワードは3つのタイプに分かれる
まず、キーワードは3つのタイプに分かれることを知っておきましょう。
キーワードのタイプを知ることで、「どのキーワードがCV(成約)につながりやすいか」「キーワードごとの役割」などを把握できるため、記事を書く際の優先順位を付けること容易になります。
キーワードは主に、
◉情報型
◉取引型
◉案内型
に分かれます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「情報型」キーワード|読み手の悩み、知りたいことなどの解決を促す
情報型キーワードとは、読み手が知りたい方法をまとめたり、読み手の悩みに対する解決方法を提示することを目的としたキーワードです。
情報型のキーワードを用いて書いた記事を「ハウツー記事」といったりもします。
実際に検索されている情報型のキーワードは下記の通りです。
「プログラミング 勉強方法」
「プログラミング 簡単」
上記のキーワードは情報型に分類されます。
タイトルにすると「プログラミングを独学で学習するときの3つのポイント」「現役プログラマーがおすすめするプログラミングの勉強方法とは」というような感じになります。
「取引型」キーワード|読み手が行動を起こす前に検索する
取引型キーワードとは、読み手が何かをほしい時、具体的な行動のために知りたいときに使うキーワードです。そして、CVにつながりやすいキーワードでもあります。
先ほどと同じようにプログラミングを例に見てみましょう。
「プログラミング おすすめの本」
「プログラミング 東京」
上記のキーワードをタイトルにすると、「おすすめのプログラミングスクール3選」「プログラマーがおすすめする学習本3選」などです。
行動を前提とした検索であるため、CVにつながりやすいというのが「取引型キーワード」の特徴になります。
「案内型」キーワード|ブランド名、サイト名称などの直接検索
案内型とは、読み手が「ブランド名」「Webサイト名」「店舗名」を知っていて、その名称そのものを検索する際に用いるキーワードを指します。
例を見てみましょう。
「マナブログ」
「串カツ田中」
などになります。
以上の「情報型」「取引型」「案内型」の3つが主なキーワードです。
もちろん全てのキーワードがこの3つに分類できるわけではありませんが、ほとんどのキーワードは3つのどれかに分類できます。
SEOキーワード選定はたった2ステップでOK
それでは、3つ(情報型、取引型、案内型)のキーワードを踏まえ、SEOキーワード選定を2ステップに分けて解説していきます。
決して難しくはありませんので、ゆっくりと順を追ってご覧ください。
1.「取引型」キーワードからコンテンツを作成していく
「最初ってどのキーワードからコンテンツを作っていけばいいんだろう…」と悩む方は多いと思います。
まずは「取引型」キーワードをもとにしてコンテンツを作成していきましょう。
なぜなら、取引型のキーワードはニーズが顕在化しているケースが多く、購入や申し込みなどのCVにつながりやすいからです。
たとえば、先ほどのキーワードを例にユーザーの考えを言語化してみると下記のようになります。
「プログラミング スクール」
➡︎プログラミングを学びたいからスクールを探そう
「プログラミング おすすめの本」
➡︎本でプログラミングを学びたいから詳しい人のおすすめを知りたい
「プログラミング 東京」
➡︎プログラミングを学びたい!東京だとどこで学べる?
など、すでに「商品の購入」「サービスの利用」を前提としていることが分かります。
したがって、まずは収益になりやすい「取引型キーワード」で記事を作成し、「情報型キーワード」「案内型キーワード」で作成した記事で「PV数アップ」「CVを狙う記事への誘導」を図りましょう。
ただし、「取引型」はCVにつながりやすいことから競争率が高く、上位表示が非常に難しいです。
そのため、テールワードと呼ばれるような2~3語の組み合わせを狙っていきます。
テールワードで作成した記事は、一つひとつの流入数が少なくなりますが、対策したキーワードと関連したキーワードでも上位表示されるケースが多々あり、SEOでは欠かせない対策の一つとなっています。
テールワードの例は下記を参考にしてみてください。
「プログラミング 初心者 本」
「プログラミング 東京 八王子市」
などがテールワードの一部です。
また、「そもそもキーワードが浮かんでこない」という人もいるでしょう。
そういった場合は『関連キーワード取得ツール(仮名・β版)』を利用して、SEOキーワード選定を行うとよいです。
『関連キーワード取得ツール(仮名・β版)』は、記入したキーワードと関連性の高いキーワードを教えてくれるだけでなく、『Googleサジェスト』『教えて!goo』『Yahoo!知恵袋』からの関連キーワードも一括取得できる無料ツールです。
『Yahoo!知恵袋』のような質問サイトから関連ワードを得ることで、検索結果ユーザーの検索意図も汲み取ることができますので、ぜひご活用ください。
関連キーワード取得ツール(仮名・β版):http://www.related-keywords.com/
2.「情報型」「案内型」のキーワードで記事を作成していく
「取引型」キーワードを選定し、コンテンツを作成したら次に、「情報型」「案内型」をもとにコンテンツを作成していきます。
まず、「情報型」「案内型」のSEOキーワード選定を行う際は検索ボリュームを調べます。
検索ボリュームとは、キーワードが月間でどれくらいのユーザーに検索されているかを表す数値です。
検索ボリュームを調べる際は、googleが提供する無料ツール『キーワードプランナー』を利用します。
キーワードプランナーでは、下記サービスの利用が可能です。
◉関連度の高いキーワードを探す
◉キーワードの検索ボリュームを調べる
など、SEOキーワード選定に欠かせない便利な機能を備えています。
具体的なキーワードを入力し、ユーザーが検索している関連キーワードをどんどんリストアップしていきましょう。
また、検索ボリュームを見るときに知っておきたいポイントは下記の2つだけです。
◉検索ボリュームは多すぎず少なすぎないことが大事
◉100~1,000のボリュームが狙い目
検索ボリュームが3,000を超えると競合が増えるため上位表示は難しいです。
その点、100~1,000といった検索ボリュームの範囲であれば、SEO初心者でも上位表示を狙いやすくなります。
以上の流れをまとめてみましょう。
2.検索ボリュームを見て100~1,000のキーワードでコンテンツを作成していく
大まかな流れはこれだけです。
難しいことはありませんので、どんどん進めていきましょう。
ビッグキーワードは競合の多さを前提に選定を進める
SEOにおけるビッグキーワードとは、検索ボリュームが1万を超えるキーワードを指します。最近でいうと、「転職」「脱毛」関連のキーワードですね。
ビッグキーワードで上位表示ができれば驚くほどのアクセスアップも可能ですし、その分CV率も急激に上がります。ただし、ライバルが多く、競争率が高いことを理解しておく必要があります。
ビッグキーワードでの上位表示が難しいのは、中小~大手企業が本格的にお金をかけて対策をしていることが多いからです。
実際、ビッグキーワードで検索したときに上位表示されるのは、大手企業か有名企業がほとんどになっています。
また、検索エンジンのアルゴリズムは日々進化(アップデート)を遂げているため、ビッグワードばかりに注力して対策を進めても、ある日突然大幅な下落が起きるということもあります(実際、大手企業が運営する上位表示のページが圏外になったという事例もあり)。
したがって、ビッグキーワードのSEO対策は「時間対効果」を考えるとあまり堅実とはいえません。
1つのキーワードに固執せず、複数のビッグキーワードやテールワードを狙うなどして、リスクを分散させる対策が必要になってくるのです。
まとめ|SEOキーワード選定はサイトの礎になる
この記事では、SEOキーワード選定の方法や流れについて紹介してきました。
SEOキーワード選定は、「SEO対策で最も重要なパートである」と言われていることから、サイトの礎になるといっても過言ではありません。
企業が事業を展開する際の戦略と例えてもよいでしょう。
とどのつまり、SEO対策はただ記事を作成するだけでなく、戦略的にコンテンツを作成していく必要があるということです。
私たちShe’s SEOは、「内部対策」「外部対策」の両面からサポートし、コンテンツを早期に活性化させることができます。
Google検索では得られないノウハウや戦略的な対策に興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。