ホームページで集客できない【6つ】の原因と対策

苦労してホームページを作成したものの「問い合わせに繋がらない」「そもそもアクセスがない」等、思うように集客できない人は多くいます。
多くのユーザーがWEB上で商品やサービスを購入する今の時代、ホームページでの集客は至上命題とも言えます。

今回はホームページで上手く集客できない6つの原因から、具体的な解決策まで幅広く解説していきます。

ホームページで集客できない原因

ホームページで上手く集客できない場合には、様々な原因が考えられます。
以下では、中でも大きな6つの原因に着目して解説していきます。

そもそも見られていない

当然ですが、そもそも見られていないとホームページで集客出来ません。WEB上でサイトを見てもらうには、大きく分けて以下の3パターンがあります。

◉Google等の検索エンジンで表示されて見られる
◉SNSで情報を発信している際に見られる
◉広告を出稿して見られる

細かな話をすれば他にもありますが、上記3つが大部分を占めます。
つまり上記3つのいずれの対策もしていなく、単にホームページを作っただけだと、余程の認知がある会社でない限りは見られません。

デザインが良くない

ホームページを見るユーザーは日々大量のWEBサイトを見ている為、目が肥えています。

◉スマホ対応していない
◉文章が改行されていない
◉白黒しか使われていない

上記のような、デザインが良くないホームページだと、訪れても「なんとなくダサいな」と感じて、すぐに離脱してしまいます。

出口戦略が明確でない

単にホームページと言っても、作成する目的は多種多様です。

◉商品やサービスの認知度を広げたい
◉ホームページ内で直接、商品やサービスの販売を促したい
◉会社のブランドイメージを確立したい
◉ブログ型サイトにして、情報発信をしたい

自社のホームページの出口戦略(何の為に作成するのか)が明確でないと、結局何がしたいのかが会社側も分からず、ユーザーも混乱してしまいます。

例えば、コカコーラのホームページがどんなサイトなのか想像して見ると「なんとなくだけど赤っぽいな」と思いつくはずです。(実際に見てみると、赤がベースで作られていました。)
つまりコカコーラは、ホームページ上で商品やサービスの販売もしているものの、上記3つ目の「会社のブランドイメージを確立させる」に成功していますよね。
またユーザーもコカコーラのホームページでは、販売されている商品の種類やキャンペーン情報が見たいと思っているはずです。
仮にコカコーラのホームページが黄色ベースで作られていると、WEBサイトに訪れたユーザーも少し混乱してしまうでしょう。

ホームページの作成には様々な目的があります。自社サイトの出口戦略が明確でないと、ホームページでの集客は上手くいきません。

ターゲットの定義が曖昧

誰に向けてのホームページなのか(商品やサービスのターゲットは誰か)の定義が曖昧だと、上手く集客できないでしょう。
例えば、ホームページの中でSEOの情報を発信しているブログ型のWEBサイトがあるとします。(今あなたが閲覧しているページも当てはまります。)

①SEOという言葉すら聞いた事がない人
②SEOがどういうものなのか(目的や手法)について軽く理解している
③何年もWEBサイトを運営していて、SEOの様々なノウハウを保有している

上記3パターンの人それぞれに記事を書こうとすると、内容や専門用語の使用加減も変わってきますよね。
①番の人に向けては「そもそもSEOとはどういうものなのか」から解説する必要がありますし、逆に③番の人に対しては「直近のGoogleアップデートの影響と具体的な対策」等の記事を書くのが適切でしょう。
またターゲットによって、ホームページのデザインも変わってきます。

例えば若者向けのサービスを売るためのホームページなら、商品の良さを大きく打ち出せば良いかもしれません。ただ40代のビジネスマン向けのサービスなら、しっかりとした会社だと証明する為の企業情報等を大きくアピールする必要があるでしょう。

上記のように、ターゲットが曖昧だとコンテンツの内容やデザインまで全てが変わってきます。

自社サービスの強みを押し出せていない

自社のサービスの強みをホームページ上で打ち出せていますか?

当然ながら競合他者と比べた際の、自社サービスの強みはあるはずです(そもそも無いと商品は売れません)。

◉価格が安い
◉品質が良い
◉返金保証等のサポート体制が充実している
◉有名人が愛用している

簡単に考えただけでも、沢山出てきます。

現在WEB上には、数えきれない程の商品が溢れているので、単に自社のサービスの概要を解説しただけでは上手く集客出来ません。
競合他社と比較した際の自社サービスの強みを、ホームページではしっかりとアピールする必要があります。

競合サービスのホームページを見ていない

同様の商品やサービスを販売する会社は、世の中に多くあるはずです。
例えば、プライベートジムなんて世の中に溢れていますし、SEO対策業者も日本中に数え切れない程あるでしょう。

現在は比較検討の時代です。
あなたがWEB上で何か商品を購入しようとした際にも「更に安くなっているサイトは無いのか」「他社サービスと比較したランキングは無いのか」等、様々なページを見て比較検討した経験はあるかと思います。
つまり自社のホームページと競合のものは常に比較の対象となります。

競合のホームページを見ていないと「競合が何を強調しているのか」等が分かりませんよね。
例えば競合がホームページ上で、サービスの価格の安さを強調していて、仮に自社ページでも値段をアピールしていた場合、競合よりも高価だと比較されて負けてしまいます。

特に最近はWEB上で商品やサービスを購入するユーザーのリテラシーが向上して、常に比較検討される時代。
競合の凄さを感じて見たくない気持ちもあるかもしれませんが、常に競合のホームページは確認しておく必要があります。

ホームページで集客する方法

ホームページで集客できない原因が把握出来たかと思います。

以下では具体的にホームページで集客する方法を、WEBサイトを見てもらう方法」「集客力のあるホームページにする方法の2段階に分けて解説していきます。

WEBサイトを見てもらう方法

先程も解説した通り、いくら良いホームページを作成しても、ユーザーに見られないと集客出来ない以前の問題で、意味がありません。

以下ではWEBサイトを見てもらう方法について「即効性を重視する場合」「中・長期的に集客したい場合」の2パターンに分けて解説していきます。
それぞれ分かれているように見えて、共に重視したい場合には併用してホームページの集客をする事も可能なので、注意して下さい。

即効性を重視する場合

とにかく即効性を重視して、ホームページに集客したい場合は、広告を出稿するのが効果的です。

◉リスティング広告
◉ディスプレイ広告
◉SNS広告
◉純広告
◉リテーゲティング広告
◉ネイティブ広告
◉タイアップ記事広告
◉動画広告

広告には大きく上記の8種類がありますが、定額を支払う純広告等ではなく、多くの広告費用をかけるとより多くの人にリーチ可能なリスティング広告等が、即効性を求める人にはおすすめです。

中・長期的に集客したい場合

即効性を求めるのではなく中・長期的にホームページに集客したい場合は、SEO対策を行い様々なキーワードで上位表示されるような仕組みを整えるのが重要。
特にホームページ内に、ユーザーに価値を提供するコンテンツを用意する「コンテンツマーケティング」を行うのがおすすめです。

◉プログラミングスクールを運営する会社→プログラミングに関する記事を執筆
◉発毛サロンを運営する会社 ➜ 発毛に関する記事を執筆

上記のように、自社が提供する商品やサービスに応じて、価値の高い情報を提供できる分野はあるはずです。
コンテンツマーケティングで考えるポイントに関しては、以下の記事にまとめているので合わせてご覧下さい。

集客力のあるホームページにする方法

ホームページのアクセス数増加について考えたら、次はWEBサイトを訪れたユーザーのコンバージョン(来店やお問い合わせ等)を向上させる必要があります。

集客力のある(コンバージョンによく繋がる)ホームページを作成するには、大きく4つのポイントがあります。
以下では、4つのポイントを具体的に解説していきます。

ホームページの出口戦略を明確にする

先程も解説した通り、ホームページにも以下のような様々な目的があります。

◉商品やサービスの認知度を広げたい
◉ホームページ内で直接、商品やサービスの販売を促したい
◉会社のブランドイメージを確立したい
◉ブログ型サイトにして、情報発信をしたい

上記は大きく、見込み客を増やすリードの獲得商品・サービスの購入の2つに分かれます。

「問い合わせの獲得」「資料請求の申し込み」等は、リードの獲得に当たります。特に高価な商品だと、ホームページだけだと売れないので、WEBサイトではリードの獲得を目的とする事が多いです。

最終的に売りたい商品やサービスに対して、ホームページを作成する目的(出口戦略)は何なのかをまずは明確に定めましょう。

サービスのターゲットを明確にする

ホームページの出口戦略を決めたら、売りたい商品やサービスのターゲットを明確化しましょう。
サービスのターゲットを決めるには、購入するであろう「1人」を想像するのが効果的。

◉年齢
◉性別
◉学歴
◉居住
◉職業
◉肩書き
◉稼ぎ
◉家族構成

上記に当てはめて、サービスのターゲットを明確化した上で、ホームページを作成しましょう。

先程も解説した通り、ターゲットによってコンテンツの内容やデザインが大きく変わってきます。
売りたい商品やサービスのターゲットに応じて、内容や専門用語の使用有無、デザインを意識してコンテンツを作成していくようにしましょう。

サービスのターゲットを明確化する方法については、以下の記事の中でも触れています。合わせてご覧下さい。

継続的に更新する

集客力のあるホームページにするには、継続的に更新する事が重要
3年前から全く更新されていないホームページがあったら、今でも営業しているのか不安になりますよね。結果的にユーザーも離れていってしまいます。

ホームページを継続的に更新していると、会社が活発に活動している印象を与えて、信頼性の向上に繋がります。
またホームページ内でユーザーの役に立つ情報を発信する「コンテンツマーケティング」を行なっている場合は、継続的に更新しているとGoogleの検索結果でも上位に表示されやすくなります。

常に改善する意識を持つ

ホームページからの集客数を増やす為にも、常に改善する意識を持つ事は重要です。

トップページは最初に作成してから放置、他のお知らせやコンテンツを投下するページだけ更新していこうと考えていては、集客数を最大化する事は出来ません。
トップページはしっかり下まで見られているのか」「ユーザーはホームページ内のどこで多く離脱しているのか」等をしっかりと分析して、常に改善を意識しましょう。

WEBサイトの分析におすすめのツールが、以下の2つ。

◉Googleアナリティクス
◉Googleサーチコンソール

毎日見ていると、ちょっとした数値の変化に敏感になって、改善すべきポイントが見つかります。
それぞれのツールの使い方は、以下の記事にまとめているので参考にしてみて下さい。

まとめ

ホームページで集客できない原因と、具体的な解決策まで解説してきました。

何度も言いますが、ホームページはそもそも見られないと意味がありませんし、見られても集客に繋がらないと無効果です。
また一度作成したら終了ではなく、常に更新と改善を行う事が集客力のあるホームページを作成する上で重要です。

ホームページで上手く集客を行う為にすべき事は沢山ありますが、まずは現在の状況に照らし合わせて、何から行うべきかを考えて行動していきましょう。

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