SEO対策の基本とは？　SEO対策で考えるポイントを解説

自サイトをより多く見てもらうためにはSEO対策（検索エンジン最適化）が重要です。しかし、SEO対策が難しいと感じる方や裏技を使わなければならないと考えている方は多いでしょう。

確かに、SEO対策にゴールはなく専門家でさえ日々試行錯誤しているのが現実です。しかし、GoogleはSEO対策についてヒントを発信しており、考えるべきポイントを理解することはそこまで難しくありません。

Googleが目指すべきサービスは「Googleが掲げる10の事実」として公開されています。Googleの方針をきちんと読み解きSEO対策を実行すれば効果は上がります。

この記事ではSEO対策での基本の考え方について下記の3つのポイントに分けて解説します。
◉Webサイトの内部対策
◉Webサイトのコンテンツ対策
◉Webサイト外での対策

Googleはより本質的に良いサイトを上位に上げる傾向が強まっており、以前ほどテクニックや抜け穴によるSEO対策に効果はありません。みなさんでもすぐに出来るSEO対策もいくつかあるのでぜひ参考にしてください。

＊この記事は2020年3月現在の情報です。SEO対策のポイントは日々変わることにご注意ください。

「使いやすいWebサイトと使いにくいWebサイトどちらが良いか？」と聞かれて使いにくいサイトの方が良いと答える方はいないでしょう。

ユーザーにとって使いやすいWebサイトの制作は非常に重要です。内部対策としては主に2つの施策に分かれます。
◉操作性や見やすさなどユーザーが快適に利用できるサイトにする
◉使いやすいサイトであることをGoogleのシステムに理解してもらう

ユーザーが快適に利用できるサイトにするには自社サイトを一から構築し直さなければならないと考える方もいるかもしれません。しかし、すぐに対策できるポイントもいくつかあります。

例えば下記のような施策です。
◉コンテンツに目次を入れる
◉内部リンクを貼る
◉コンテンツにタイトルをつけてキーワードを入れる

これらはユーザーが知りたい情報へすぐにアクセスするための施策であり、手軽にできるものの一つです。

ユーザーが利用しやすいサイトにした後はGoogleにきちんと評価されなければなりません。Googleではシステム（クローラー）が一定の法則に基づいてサイトの利便性について評価しています。

クローラーに評価してもらう施策はhtmlタグの設定やURLの改善などが中心になり、テクニックや知識が必要となります。SEO対策に詳しい方や会社にアドバイスを求めた方が良いです。

また、忘れてならないのはスマホへの対策です。Googleは「情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。」と掲げており、スマホでの利便性も求められています。PCでは見やすいけれど、スマホで見にくいサイトでは評価が下がってしまいます。

Googleで検索するとき、多くの人は何か新しい情報を手に入れようとしています。検索した人にとって価値のある情報を提供しているサイトはGoogleで上位表示される仕組みとなっています。

Googleが価値のある情報を提供しているサイトと評価するポイントは主に2点です。
◉ユーザーニーズに合っているか
◉オリジナル性があるか

例えば、「中古車 費用」で検索した方はおそらく「中古車購入の費用相場」や「中古車購入にかかる諸費用」を知りたい方が多いでしょう。もしかすると中古車の購入費用を節約するための方法を知りたい方もいるかもしれません。

このように検索する方がどんな情報を求めているかを推測し、欲しい情報を適切に掲載しているサイトは価値のあるサイトであると評価されます。

しかし、ユーザーニーズに合ったとしてもありふれた情報しかなければ価値は低いです。「このサイトだからこそ得られる情報」があるオリジナル性の高いサイトほど評価は高くなります。

Googleは「ウェブ上の民主主義は機能する。」と掲げており、ユーザーが評価しているサイトはGoogleも高く評価します。その重要な指標が外部リンクです。外部リンクとは他のサイトからの自サイトへのリンクを指します。

外部のサイトにリンクが貼られているということは、外部サイトの運営者に良質なサイトであると認められた証拠です。外部リンクが多いということは人気のあるサイトと言えます。

ただし、外部リンク数を集めたら必ず上位に上がるわけではありません。一昔前にSEO対策で流行った手法として「人工リンク（リンクプログラム）」がありました。リンクの売買やリンクを掲載するためだけのサイトを作り大量にリンクを貼るなど、無理やり外部リンクを獲得する手法です。

人工リンクは正当な評価ではないので、人工リンクを認めてしまうと本当に良質なサイトが上位表示されなくなってしまいます。そこで、Googleではリンクプログラムを禁止しており、違反した場合にはペナルティとして順位を下げています。

重要なのは自サイトがユーザーに良質なサイトであるという評価を受けた上で外部リンクを多く獲得することです。そのために広告やSNSなどを利用して自社サイトへの流入数を上げ、リンク数を増やしていくことが外部対策の中心となっています。

この記事ではSEO対策の基本について下記のような内容を解説してきました。

SEO対策の基本はユーザーを考えたサイトを作りきちんと評価されることです。自サイトがユーザーにどんな価値を与えられるかを考えながらSEO対策を行っていきましょう。